職場と自宅などに置いてある2台のパソコンを行き来しながら Android Studio での開発作業をしたい場合の簡単な方法をご紹介します。
たとえば・・・
パソコンAでプログラミング作業
↓
パソコンBで続きの作業
↓
パソコンAで続きの作業
↓
パソコンBで続きの作業
・・・というようなことを繰り返す方法です。
前提条件:すでに1台目のパソコン(これをパソコンAとします)で開発中の Android Studio のプロジェクトが Github(あるいは Bitbucket )上のリモートリポジトリとつながっていること。もう一台のパソコン(これをパソコンBとします)では、Android Studio のインストールが終わっていること。
(1) パソコンAで作業した状態を Github にコミット・プッシュします。
(2) パソコンBに Github からプロジェクトを取り込みます。 (Android Studioのメニューから VCS → Checkout from Version Control → GitHub)
(3) パソコンBで 変更作業をします。
(4) パソコンBで コミット・プッシュします。
(5) パソコンAで プルします。(Android Studioの メニューから VCS → Git → Pull)
(6) パソコンAで 変更作業をします。
(7) パソコンAで コミット・プッシュします。
(8) パソコンBで プルします。(Android Studioの メニューから VCS → Git → Pull)
(9) パソコンBで 変更作業をします。
(10) パソコンBで コミット・プッシュします。
あとは、(5)から(10)の作業を繰り返します。
上記の(4)(7)の作業を忘れてしまうと各コンピュータの変更が競合してしまい、ややこしいことになるのでご注意ください。
Gitのリモートリポジトリとして、Githubではなく、Bitbucket を使っておられる場合は、上記(2)のステップで VCS → Checkout from Version Control → Git を実行してください。
もちろん、3台以上のコンピュータがあっても同じ要領で作業できます。
ポイントは、下記の三点。
■ 特定のパソコンに最初にプロジェクトを取り込むときは、「VCS → Checkout from Version Control → GitHub 」を使うこと。これにより、リモートリポジトリから取り込んだプロジェクトが、そのままローカルコンピュータでも Git の管理下に置かれます。
■ 各パソコンでの作業が終わったら必ずコミット・プッシュすること。
■ 各パソコンでの作業を始める前に必ず 「 VCS → Git → Pull 」すること。
ちなみに、Android Studio でコミット・プッシュをするための便利なショートカットがあります。
コミット → Ctrl + K
プッシュ → Ctrl + Shift + K
作業が一区切りついたら、上記のショートカットを使ってプッシュとコミットをすることを習慣にしてしまいましょう!
別々のコンピュータでも同じプロジェクトの作業が出来れば、わざわざ職場から自宅にパソコンを持ち帰る必要がなくなります。
これで身軽に出勤できますね!